アメリカの相続

最近、相続に関する本を読んでいたら、日本とアメリカの相続手続きの

違いについて学ぶことがありました。日本では、戸籍制度が確立してい

るので、誰が相続人になるか書類上で明確になりますが、アメリカには

戸籍制度はなく、誰が相続人になるのか、公的には分かりません。では、

どうやって相続手続きをするかといいますと、プロベートという手続き

によります。これは、アメリカでは、遺言書を作成することが広くゆき

わたっていて、相続が発生すると、裁判所が遺言書の検認手続きをした

後、遺言執行者が裁判所の監督を受けながら、遺言に従って相続人への

分配をするものです。誰が相続人として遺産を受け取るか、遺言書の役

割が大きいといえます。